単身赴任の家具家電は買うか借りるか|任期が決まっているなら数字で答えが出る

家電

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単身赴任が決まって部屋を借りたあと、次に来るのが家具と家電の問題です。

冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、テレビ、寝具、テーブル。自宅にはすでに全部あるのに、もう一式そろえることになります。しかも数年後には、その一式を引き払うことになります。

ここが一人暮らしを始める人と決定的に違うところです。学生や新社会人は「これから何年住むか分からない」まま買います。けれど単身赴任は、多くの場合ゴールが見えています。2年、3年、あるいは次の異動まで。

期間が読めるなら、計算ができます。この記事では、任期の長さごとに買うのと借りるのがどう入れ替わるかを、実際の料金表を使って比べます。

先に結論:任期が2年以内なら借りるほうが軽い

任期の見込み 向いている選択
1年以内 借りる(買うと確実に損をします)
2年前後 借りるほうが有利(金額は近いが、処分の手間が残らない)
3年以上、または期間が読めない 買うを軸に検討
いずれ家族を呼び寄せる 買う(そのまま使い続けられます)

この記事の後半で、任期ごとの実際の料金を並べます。数字を見ると、判断はかなりはっきりします。

単身赴任でそろえるものは、思ったより多い

「冷蔵庫と洗濯機と電子レンジがあればいい」と考えていると、あとから足りないものが出てきます。

分類 必要になるもの
生活の土台 冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ
寝る場所 布団一式、またはベッドとマットレス
くつろぐ場所 テーブル、テレビ、テレビ台
あとから欲しくなるもの 掃除機、電気ケトル、カーテン、収納

とくに見落としやすいのが寝具です。単身赴任は自宅に生活の本体があるので、寝るためだけの一式を新しく買うことになります。布団を1組買って、数年後に処分する。この感覚が、単身赴任の家具家電のややこしさを表しています。

もうひとつ、あとから困りやすいのが洗濯物です。ベランダのない部屋や、平日に外干しできない生活だと、洗濯物は室内で乾かすことになります。洗濯機を決める前に、どこに干すかを見ておくと失敗しません。対策は部屋干しの生乾き臭を消す方法にまとめています。

買うといくらかかるのか

必要最低限の一式を新品でそろえた場合の目安です。2026年8月時点の一般的な価格帯で計算しています。

品目 価格の目安
冷蔵庫(80Lから112L) 2万5千円前後
洗濯機(4.2kg前後) 3万円前後
電子レンジ(単機能) 1万5千円前後
液晶テレビ(19型から32型) 2万円から5万円
布団一式 1万円前後
ローテーブル・テレビ台 合わせて1万円前後

合計すると、おおよそ11万円から14万円になります。ベッドを入れたり、掃除機を足したりすると、さらに上がります。

そして買った場合は、引き払うときにもう一度お金が動きます。冷蔵庫と洗濯機は家電リサイクル法の対象で、粗大ごみに出せません。リサイクル料金と収集運搬料金を合わせて、この2台だけで1万円を超えることもあります。布団やテーブルの処分費も別にかかります。

借りる場合、任期の長さで1日あたりが大きく変わる

ここがこの記事の中心です。

家電レンタルの料金は月額ではなく、そのレンタル期間ぶんをまとめた合計金額で表示されます。そして期間が長くなるほど、1日あたりの負担は下がっていきます。

「かして!どっとこむ」の単身赴任・転勤セット(コンパクト)の場合、公式サイトの料金は次のようになっています。

レンタル期間 料金(税込) 1日あたりの目安
30日 50,820円 約1,690円
90日 60,060円 約670円
半年 71,060円 約390円
1年 85,140円 約230円
2年 107,030円 約150円

このセットにはテレビ、洗濯機、冷蔵庫、電子レンジ、ローテーブル、テレビ台、和式布団一式の7点が入っています(電気ケトルの特典つき)。つまり、これだけで生活が始められる構成です。

期間が24倍でも、料金は2倍しか増えない

表をもう一度見てください。30日と2年を比べると、期間は24倍になるのに、料金は約2.1倍にしかなりません。

1日あたりに直すと、30日で借りれば約1,690円、2年なら約150円です。11倍以上の差があります。

これが単身赴任とレンタルの相性がいい理由です。任期が長いほど、1日あたりの負担は下がっていきます。短期の出張のように数週間だけ借りると割高になりますが、年単位で住むなら話がまったく変わります。

買った場合と並べてみる

任期 借りた場合 買った場合 判断
半年 71,060円 11万円から14万円+処分費 借りる
1年 85,140円 11万円から14万円+処分費 借りる
2年 107,030円 11万円から14万円+処分費 借りるほうが有利
3年以上 延長または新品セットへ 11万円から14万円+処分費 購入も選択肢に

2年の時点で金額はかなり近づきます。ただし買った場合は、ここに引き払うときの処分費用と手間が乗ります。冷蔵庫と洗濯機を運び出して、リサイクルの手続きをして、布団とテーブルも片づける。その作業を、異動でばたばたしている時期にやることになります。

金額が互角なら、この手間がない側を選ぶのが自然です。

かして!どっとこむ(家電・家具レンタル)

単身赴任・転勤セットあり / 30日から借りられる / 設置と回収まで対応 / 全国配送(離島と一部山間部を除く)


かして!どっとこむ 家電・家具レンタル

※料金・セット内容・サービス条件は時期により変わります。最新の内容は公式ページでご確認ください。

セットは中身の量で4段階に分かれている

単身赴任・転勤セットは4種類あります。何が違うのかを整理します。

セット 主な中身 寝るもの
コンパクト 19型テレビ、洗濯機4.2kg、冷蔵庫80L、電子レンジ、ローテーブル、テレビ台 和式布団
ベーシック 32型テレビ、洗濯機4.2kg、冷蔵庫80L、電子レンジ、ローテーブル、テレビボード シングルベッド+寝具
スタンダード 32型テレビ、洗濯機4.2kg、冷蔵庫112L、電子レンジ、掃除機、ローテーブル、テレビボード 寝具一式
プレミアム 40型テレビ、洗濯機7kg、冷蔵庫250L、オーブンレンジ、掃除機、ソファー、レンジ台ほか シングルベッド+寝具

選ぶ基準は、床に布団を敷けるかどうか自炊をするかどうかです。

ベッドで寝たい人はベーシック以上になります。自炊をしっかりする予定なら、冷蔵庫が80Lだと足りません。80Lは飲み物と作り置きを少し入れると埋まる大きさなので、まとめ買いをする人は112L以上を選べるセットにしたほうが後悔しません。

中古のセットと新品のセットがある

公式の記載によると、コンパクトとベーシックは中古、スタンダードとプレミアムは新品で提供されています。

そして借りられる最長期間も違います。中古は2年まで、新品は4年までです。

任期が3年を超えそうな場合は、中古セットでは足りないことになります。この点は申し込む前に確認しておくポイントです。

長く借りるほど、追加ぶんは小さくなる

新品のスタンダードセットで見ると、料金の伸び方がよく分かります。

1年で176,550円、2年で187,330円。2年目を足しても1万円ちょっとしか変わりません。3年で198,000円、4年で209,110円と、その先も同じような伸び方をします。

つまり任期が読めているなら、最初から必要な期間で申し込んだほうが有利になりやすいということです。ただし延長したときの料金は新規で借りるより割安に設定されているとされているので、迷う場合は両方を確認してから決めてください。

借りる前に知っておきたいこと

不利になりうる点も書いておきます。

セットの中身は変えられない

単身赴任・転勤セットは、内容とサイズが固定されています。公式の記載では、一部の商品が不要な場合やキャンセルの場合も返金はありません。

「テレビは持っていくから要らない」という場合、そのぶんが引かれるわけではありません。必要なものだけを単品で借りるか、セットにするかは、合計金額を出して比べたほうが確実です。

途中で返しても返金はない

公式の案内では、契約の途中で解約しても違約金はかからない一方で、早く返したぶんの返金もありません。

単身赴任は、任期が急に延びたり、逆に早く戻ることになったりします。期間は長めに取るより、短めに取って延長するほうが安全だと言えます。

階段のある建物には運べない場合がある

大型商品について、戸建てやメゾネットタイプの2階以上には配送できないという条件があります。社宅や借り上げの物件がこの形だと、申し込む前に確認が必要です。

色や機種は選べない

新品と中古のどちらも、本体の色を指定することはできません。メーカーの指定もできません。「冷えて、洗えて、温められればいい」と割り切れるかどうかが分かれ目になります。

会社の補助が出る場合はどう考えるか

単身赴任には、住宅の補助や手当が出る会社があります。ただし家具家電まで対象になるかは会社の規定によります。

確認しておきたいのは次の3点です。

  • 家具家電の費用が対象になるか。住宅費だけの場合もあります
  • 購入とレンタルで扱いが違うか。レンタルなら毎月の費用として処理しやすい場合があります
  • 領収書や請求書の形式に指定があるか。精算のときに必要になります

会社が費用を持つ場合、購入だと備品の扱いをどうするかという話になりがちです。レンタルは期間が終われば返却して終わるので、話がこじれにくいという面はあります。ただし社内の規定が最優先なので、まず総務や人事に確認してください。

借りるほうが向いている人

  • 任期が2年以内とはっきりしている。数字で見ると借りるほうが軽くなります
  • 自宅に家財が全部そろっている。二重に持つ期間を最小限にできます
  • 引き払うときの手間を減らしたい。異動の時期に処分の手続きをしなくて済みます
  • 赴任先での初期費用を抑えたい。引っ越しと重なる時期の出費を分散できます
  • 家具家電にこだわりがない。生活が回れば十分だと考えている場合です
  • 次の異動先が読めない。持ち運ぶ荷物が少ないほど動きやすくなります

買うほうが向いている人

  • 任期が3年を超えそう、または期限が決まっていない。長くなるほど購入が有利になります
  • いずれ家族を呼び寄せる可能性がある。そのまま使い続けられます
  • 赴任が終わったあとも使い道がある。自宅の予備や子ども部屋に回せる場合です
  • 特定のメーカーや機能にこだわりがある。レンタルでは指定できません
  • 自炊をしっかりする。冷蔵庫や調理家電を自分で選びたい場合です

買う場合でも、暑さや寒さの対策までは最初にそろえなくて構いません。季節が来てから必要なものを足していけば十分です。夏にどう備えるかは一人暮らしの夏を乗り切る家電ガイドに、工事のいらない冷房については窓用エアコンは買うより借りたほうが安いかにまとめています。

よくある質問

中古のセットは古くて汚くありませんか

公式の説明では、多少の傷やへこみはあるものの、動作テストと清掃を経て出荷されるとされています。気になる場合は新品のセットを選べますが、金額は上がります。

任期が延びたらどうなりますか

満了のときに期間を決めて追加で支払う形で延長できます。延長ぶんの料金は新規で借りるより割安に設定されているとされています。単身赴任は延びることが多いので、この仕組みがあるかどうかは大事な確認点です。

逆に、早く戻ることになったら

途中で返却することはできますが、残りの期間ぶんの返金はありません。だからこそ、期間は短めに設定して必要なら延ばすほうが安全です。

使っている途中で壊れたら

通常の使い方による故障は、無料で対応してもらえるのが基本です。買った場合は保証期間を過ぎると修理費が自己負担になるので、この点はレンタルのほうが読みやすくなります。

いつ申し込めばいいですか

入居日が決まったら早めに動くのが安全です。3月から4月と、9月から10月は異動が集中する時期で、希望日に配送できないことがあります。入居の1か月前を目安にしてください。

一部だけ借りることはできますか

単品でのレンタルもあります。「冷蔵庫と洗濯機だけ借りて、テレビと寝具は自分で用意する」という組み合わせも可能です。セットと単品の合計を出して、安いほうを選んでください。

まとめ:任期を先に確定させると答えが出る

単身赴任の家具家電は、次の順番で決めると迷いません。

  1. 任期の見込みを確認します。2年以内なら借りる、3年以上なら買うが基本の線です
  2. 寝る形を決めます。布団でいいならコンパクト、ベッドが必要ならベーシック以上になります
  3. 自炊をするかを決めます。しっかり作るなら冷蔵庫80Lでは足りません
  4. 会社の補助の対象になるかを確認します。購入とレンタルで扱いが違う場合があります

単身赴任がほかの一人暮らしと違うのは、終わりが見えていることです。終わりが見えているなら、そこまでの費用を先に計算できます。

そして計算してみると、2年以内ならレンタルのほうが軽くなることが多い。金額そのものより、引き払うときに何も残らないことのほうが大きいという人もいます。異動の時期は、それでなくてもやることが多いからです。

かして!どっとこむ(家電・家具レンタル)

単身赴任・転勤セットは中身の量で4段階 / 単品レンタルもあり / 返却時は回収まで対応

公式サイトで料金とセット内容を見る

※記事内の料金は2026年8月時点の公式サイトの記載に基づいています。最新の内容は公式ページでご確認ください。

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