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引っ越しが決まったあと、電気とガスとインターネットの手続きが残ります。
この3つを「引っ越しの手続き」とひとまとめにして、同じタイミングで動こうとする人がいます。そこで間に合わなくなるのが、インターネットです。
電気は前日に申し込んでも間に合うことがあります。ガスは立ち会いの予約さえ取れれば大丈夫です。ところがインターネットだけは、工事に2週間から1か月かかります。引っ越しシーズンなら、それ以上のこともあります。
つまりこの3つは、動きはじめる時期がまったく違います。この記事では、いつ何を申し込めばいいかを順番に整理します。
先に結論:動く順番はネット、ガス、電気
| 手続き | いつ動くか | 立ち会い |
|---|---|---|
| インターネット | 1か月以上前(2月から4月なら2か月前) | 工事に必要 |
| ガス | 1週間前まで | 開栓に必要 |
| 電気 | 数日前でも間に合うことが多い | 不要 |
覚えておくのはこれだけです。物件が決まった日に動くのがインターネット、荷造りのころに動くのがガス、直前でいいのが電気です。
3つは必要な準備期間がまったく違う
同じライフラインでも、手続きの重さがこれだけ違います。
インターネットは工事が要る
光回線は、部屋まで線を引く工事が必要です。建物に設備が入っていればすぐ済むこともありますが、申し込みから開通までは2週間から1か月が目安とされています。
そして工事には日程の予約が要ります。引っ越しが集中する2月から4月は予約が取りにくく、2か月前には申し込んでおくのが安全だと案内されています。
ガスは人が来る
ガスを使いはじめるには、当日の立ち会いが必要です。東京ガスの案内でも「使用開始には、当日の立会いが必要です(代理人のお立会いでも可)」と明記されています。
申し込みは1週間前までが推奨されています。ただし3月上旬から4月上旬などの混雑時期は、希望日が埋まることがあります。
電気はいちばん軽い
電気は開始も停止も立ち会いが不要です。ブレーカーを上げれば使えるようになっている物件も多く、3つのなかでいちばん融通が利きます。
だからこそ、電気を基準に考えると失敗します。「電気が前日でよかったから、ほかも大丈夫だろう」と思ってしまうからです。
インターネットはいちばん早く動く
物件が決まったら、真っ先に動くのがここです。
まず建物の設備を確認する
先に確認したいのは、その建物にどんな回線が入っているかです。
- 建物一括型が入っている: 管理会社の指定回線を使う形になります。個別に申し込む必要がない場合もあります
- 各戸に光回線が引き込み済み: 工事が軽く済み、開通が早くなります
- 設備がない: 引き込み工事から始まるので、いちばん時間がかかります
これは不動産会社か管理会社に聞けば分かります。契約する前に聞いておくと、あとの計画が立てやすくなります。
間に合わないときの逃げ道を用意する
それでも間に合わないことはあります。在宅で仕事をする人にとっては死活問題です。
開通までのつなぎとしては、スマートフォンのテザリングか、日数単位で借りられるモバイル回線があります。「開通まで1か月ネットなしで暮らす」という前提で計画しないことが大事です。
ガスは立ち会いの予約がいる
ガスでつまずくのは、たいてい日程です。
入居日に予約を入れる
立ち会いが必要なので、自分がその場にいられる日時で予約します。引っ越し当日は荷物の搬入で慌ただしいので、時間帯には余裕をみておきます。
開栓が終わらないと、その日はお風呂に入れません。ガスコンロも使えないので、料理もできません。ここが電気との大きな違いです。
都市ガスとプロパンガスで手順が違う
都市ガスなら地域のガス会社に連絡します。プロパンガス(LPガス)の場合は、その物件に入っている供給会社が決まっていることが多く、管理会社から案内される会社に連絡する形になります。
プロパンガスは会社によって料金差が大きいのですが、賃貸では入居者が選べないことがほとんどです。ここは物件選びの段階で確認しておく話になります。
電気は直前でも間に合う
電気は3つのなかでいちばん簡単です。
ウェブで申し込めば、立ち会いなしで使えるようになります。多くの物件では、入居した日にブレーカーを上げればすでに通電しています。その状態でも契約は必要なので、忘れずに申し込みます。
電力会社を選べる
いまは電力会社を自分で選べます。地域の大手電力のほかに、新しい電力会社(新電力)も選べます。ガスとまとめると割引になるプランもあります。
ただし引っ越しの直前に比較を始めると、たいてい時間切れになります。「とりあえず地域の電力会社にしておいて、落ち着いてから見直す」という進め方でも問題ありません。契約の切り替えはいつでもできます。
旧居を止める手続きも要る
忘れやすいのが、いま住んでいる部屋の停止手続きです。
| 項目 | 停止手続き |
|---|---|
| 電気 | 立ち会い不要 |
| ガス | 原則不要。オートロックなどでメーターに入れない場合は立ち会いが必要 |
| インターネット | 解約か住所変更。撤去工事を求められる場合があります |
止め忘れると、住んでいない部屋の料金を払い続けることになります。新居の開始手続きと同じタイミングで、旧居の停止も申し込んでおくのが確実です。
インターネットは注意が必要です。解約するのか、引っ越し先へ移すのかで手続きも費用も変わります。契約期間の途中だと解約金がかかることもあるので、先に確認しておきます。
3か所に別々に連絡するのが面倒な場合
ここまで読んで分かるとおり、この3つは連絡先も、必要な準備期間も、立ち会いの有無もばらばらです。
電力会社に申し込み、ガス会社に電話して日程を決め、回線事業者に申し込んで工事日を調整する。引っ越しの準備と並行してこれをやることになります。
この3つをまとめて代行してくれるサービスがあります。電気の手続きサポートセンターもそのひとつで、電気・ガス・インターネットの申し込みを一度の連絡でまとめて進められます。利用は無料と案内されています。
公式サイトによると、電気とガスとインターネットを同時に契約した場合は最大70,000円、電気とガスの同時契約なら最大10,000円のキャッシュバックがあるとされています。ただし公式サイト自身が「あくまで目安の金額です。実際の料金は詳細条件によって変わります」と注記しています。自分の場合いくらになるかは、申し込みのときに確認してください。
任せる前に知っておきたいこと
便利な一方で、知らずに使うと合わないこともあります。
担当者とのやりとりが発生する
ウェブで申し込んだあと、専門のスタッフが手続きを進める形です。プランの提案や条件の確認のために、連絡を取り合うことになります。すべて画面上で完結するわけではありません。
「誰とも話さずに終わらせたい」という人には向きません。逆に「何を選べばいいか分からないので聞きながら決めたい」という人には合います。
提案されるプランが最安とは限らない
代行サービスは、提携している会社のなかから提案します。世の中のすべてのプランを比較しているわけではありません。
電気代を1円単位で詰めたい人は、自分で比較サイトを使って選んだほうが納得できます。ここは手間を減らすか、条件を詰めるかの選択です。
すでに使いたい会社が決まっているなら不要
「電気は前から使っている会社を続ける」「ネットは今の契約を移すだけ」という場合、代行を挟む意味はありません。それぞれに直接連絡したほうが早く終わります。
エリアと条件は先に確認する
対応しているエリアや、キャッシュバックの条件は変わることがあります。申し込む前に、自分の引っ越し先が対象かどうかを公式ページで確かめてください。
自分でやる人と、任せる人
自分でやったほうがいい人
- 使いたい電力会社や回線が決まっている。直接申し込むほうが早く済みます
- 料金を細かく比較したい。自分で調べたほうが納得できます
- 引っ越しまで時間に余裕がある。急がないなら1つずつ進められます
- 電話や打ち合わせを増やしたくない。やりとりの回数を減らせます
まとめて任せたほうがいい人
- 引っ越しまで時間がない。3つを並行して進めるのは負担が大きくなります
- 何を選べばいいか分からない。聞きながら決められます
- 初めての一人暮らし。手続きの全体像がつかめていない段階では助けになります
- 仕事が忙しくて平日に動けない。連絡の窓口が1つになります
- 電気とガスをまとめて見直したい。同時契約の条件を確認できます
家電をどこまでそろえるかも、この時期に決めることのひとつです。工事のいらない冷房を検討しているなら窓用エアコンは買うより借りたほうが安いか、夏の備え全般は一人暮らしの夏を乗り切る家電ガイドにまとめています。
よくある質問
入居した日から電気は使えますか
多くの物件では、ブレーカーを上げれば使えます。ただし契約の申し込みは別に必要です。使えているからといって手続きを忘れると、あとで連絡が来ることになります。
ガスの立ち会いに自分が行けません
代理の人でも立ち会えます。東京ガスの案内でも代理人の立ち会いが認められています。家族や知人に頼める場合は相談してみてください。
インターネットの工事はいつ分かりますか
申し込んだあとに日程調整の連絡が来ます。希望日がそのまま通るとは限りません。とくに2月から4月は埋まりやすいので、候補日をいくつか用意しておくと決まりやすくなります。
手続きを忘れたまま引っ越したらどうなりますか
電気は使えることが多いですが、契約がないままの状態になります。ガスは開栓されていないので使えません。インターネットも当然つながりません。ガスとネットは、忘れるとその日から生活に響きます。
代行サービスを使うとお金がかかりますか
電気の手続きサポートセンターの公式サイトでは「お見積り依頼から電力会社の切り替えまで費用は一切かかりません」と案内されています。ただし条件は変わることがあるので、申し込む前に確認してください。
まとめ:ネットから動けば間に合う
引っ越しのライフライン手続きは、次の順番で考えると間に合います。
- 物件が決まったら、まずインターネット。工事に2週間から1か月かかります。2月から4月なら2か月前に動きます
- 1週間前までにガス。立ち会いが要るので、自分がいられる日時で予約します
- 電気は数日前でも間に合います。立ち会いも不要です
- 旧居を止める手続きも同時に。止め忘れると払い続けることになります
3つを同じタイミングで進めようとすると、インターネットだけが間に合いません。順番を入れ替えるだけで、引っ越し当日の慌ただしさはかなり減ります。
それでも手が回らないときは、まとめて代行してもらう方法があります。
電気・ガス・インターネットをまとめて手続きする
連絡の窓口が1つになり、電気とガスとインターネットの申し込みを一度に進められます。利用は無料と案内されています。
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※記事内の情報は2026年8月時点の公式サイトの記載に基づいています。対応エリア・キャッシュバックの条件は変わることがあります。最新の内容は公式ページでご確認ください。
