コロナの除湿機を買おうとして、型番の一覧を見ると混乱します。
CD-P6326、CD-P6325、CD-P6324。数字が1つずつ違うだけの型番が並んでいて、しかも BD-6326 や CD-S6326 という似た型番まで出てきます。
この記事では、まず型番の読み方を整理したうえで、公式の仕様で確認できることと、確認できないことを分けて説明します。
結論を先に書くと、CD-P6326 と BD-6326 は仕様が完全に同じです。違うのは売っている店だけでした。
先に結論:型番の読み方さえ分かれば迷わない
| 知りたいこと | 答え |
|---|---|
| 末尾の数字 | 発売年。26=2026年、25=2025年 |
| CD-P6326 と BD-6326 | 仕様は同一。売り場が違うだけ |
| CD-P と CD-S | Pはタンク3.5Lでシンプル、Sは幅170mmで機能が多い(CD-S6326のレビュー) |
| 旧モデルの可否 | CD-P6325は公式で確認可。使用可能室温が違う |
型番の読み方は3つの部分でできている
コロナの除湿機の型番は、意味のある3つの部分に分かれています。
| CD-P | – | 63 | – | 26 |
| シリーズ | 除湿能力 6.3L/日 |
発売年 2026年 |
- CD-P / CD-S:シリーズ名。機能とデザインが変わります
- 63:除湿能力を表す。6.3L/日(60Hz)という意味
- 26:発売年。2026年モデル
この読み方が分かると、CD-P6325 は2025年モデル、CD-P6324 は2024年モデルだと即座に分かります。除湿能力を表す「63」の部分は3世代とも同じです。
BD- で始まる型番は何か
ここが分かりにくいところです。BD-6326 という型番も存在します。
コロナの公式サイトによると、この2つは販売ルートの違いです。
| 型番 | 販売ルート |
|---|---|
| CD-P6326 | ホームセンターモデル |
| BD-6326 | 一般ルートモデル(家電量販店・ネット通販など) |
公式の製品詳細ページでは、この2つの仕様がまったく同じ数値で掲載されています。除湿能力も、消費電力も、寸法も、質量も、搭載機能も同一です。
つまりどちらを買っても中身は同じで、安く売っているほうを選べばいいということになります。
CD-P6326(2026年モデル)の公式仕様
現行モデルの仕様を、コロナ公式サイトの掲載値でまとめます。
| 項目 | CD-P6326 / BD-6326 |
|---|---|
| 除湿能力 | 5.6L/日(50Hz)/6.3L/日(60Hz) |
| 適用畳数(50Hz) | 木造7畳/プレハブ11畳 |
| 適用畳数(60Hz) | 木造8畳/プレハブ12畳 |
| タンク容量 | 約3.5L(満水で自動停止) |
| 消費電力 | 160W(50Hz)/180W(60Hz) |
| 電気代の目安 | 5.0円/h(50Hz)/5.6円/h(60Hz) |
| 運転音(衣類乾燥時) | 38dB(50Hz)/36dB(60Hz) |
| 外形寸法 | 高さ515×幅220×奥行330mm |
| 質量 | 7.7kg |
| 運転モード | 除湿(標準・節約)/衣類乾燥/送風 |
| タイマー | 2・4・8時間の切タイマー |
タンク3.5Lは、夜通し運転して朝に捨てる計算
除湿能力6.3L/日に対してタンクが3.5Lなので、単純計算では半日ほどで満水になります。
ただしこれは、最大能力で運転し続けた場合の数字です。公式サイトでは連続運転時間を約13時間(60Hz)、約15時間(50Hz)としています。夜に回して朝に止める使い方なら、水捨ては1日1回で足ります。
満水になると自動で停止するので、あふれる心配はありません。
幅22cmという細さが効く
外形寸法で注目したいのは幅220mmです。除湿機としてはかなり細い部類に入ります。
洗面所や脱衣所に置く場合、この幅の差が置けるかどうかを分けます。洗濯機の横のすき間に入るかどうかを、購入前に測っておいてください。
Pシリーズと Sシリーズはどう違うのか
同じ2026年モデルに CD-S6326 というSシリーズがあります。除湿能力は同じ6.3L/日です。
| 項目 | CD-P6326(Pシリーズ) | CD-S6326(Sシリーズ) |
|---|---|---|
| 除湿能力 | 5.6/6.3L/日 | 5.6/6.3L/日 |
| 消費電力 | 160/180W | 除湿時 180/205W 衣類乾燥時 190/215W |
| タンク容量 | 約3.5L | 約3.0L |
| 質量 | 7.7kg | 8.3kg |
| 外形寸法 | 515×220×330mm | 533×170×365mm |
意外に思えるかもしれませんが、上位のSシリーズのほうが消費電力が大きく、タンクは小さく、本体は重いという結果になっています。
Sシリーズが優れているのは幅170mmという細さと、風向きの自動調整といった機能面です。除湿の基本性能で選ぶなら、Pシリーズで十分ということになります。
電気代の考え方は除湿機の電気代は方式で変わる?にまとめています。コンプレッサー式は、ヒーターを使わないぶん電気代が安く済む方式です。
旧モデル(CD-P6325・CD-P6324)はどうか
CD-P6325 は、コロナ公式のPシリーズ(2025年モデル)のページに仕様が残っています。一方、CD-P6324 は公式では確認できませんでした。
CD-P6325 と CD-P6326 の違いは2項目だけ
公式の数値を並べると、除湿能力・消費電力・タンク容量・外形寸法は同じでした。違うのは質量と使用可能室温の2つです。
| 項目 | CD-P6325(2025年) | CD-P6326(2026年) |
|---|---|---|
| 除湿能力(50/60Hz) | 5.6/6.3L/日 | 5.6/6.3L/日 |
| 消費電力(50/60Hz) | 160/180W | 160/180W |
| タンク容量 | 約3.5L | 約3.5L |
| 質量 | 7.9kg | 7.7kg |
| 使用可能室温 | 約1〜40℃ | 約5〜40℃ |
目を向けたいのは使用可能室温です。旧モデルの CD-P6325 は約1℃から使えるのに対し、現行の CD-P6326 は約5℃からとなっています。
暖房を入れない部屋や、脱衣所・洗面所のように室温が下がる場所で冬も使うつもりなら、この差は効いてきます。逆に暖房を入れた居室で使うなら、気にする必要はありません。質量200gの差も、日常の置き場所を変えるほどではないでしょう。
CD-P6324 は公式で確認できない
CD-P6324 は、公式の過去モデルページにも掲載が見当たりませんでした。販売店の商品ページには仕様が載っていますが、それは一次情報ではありません。買うなら、その販売ページに書かれた仕様を必ず確認してください。
旧モデルを選ぶときの考え方
除湿機は、暖房や加湿器と比べてモデルチェンジの幅が小さい家電です。除湿能力を決めるのはコンプレッサーの性能で、ここが毎年大きく変わることはありません。
在庫が残っていて価格が下がっているなら、旧モデルは選択肢になります。逆に価格差がほとんどないなら、部品の供給期間が長い現行モデルのほうが安心です。
この考え方は、他の家電でも同じです。コロナの窓用エアコンでも新旧2モデルの比較をしていますが、そちらも仕様の差はわずかでした。
口コミに見る、買って良かった声と気になった声
販売サイトなどのレビューを読むと、評価が分かれる点と、おおむね一致する点が見えてきます。件数を数えたものではないので傾向として読んでください。良かった声と気になった声を同じ件数で並べます。
良かった声に多いのは、部屋干しへの効きと置きやすさ
部屋干しの乾きが変わった。 洗濯物の下に置いて風を当てると、生乾きのにおいが出にくくなったという声がよく見られます。
幅が細くて置き場所に困らない。 洗面所や脱衣所の隙間に収まったという声が目立ちます。使うときだけ出すという運用がしやすいサイズです。
タンクの水がよく溜まる。 効いている実感が目に見えるという声が出ています。梅雨時にはすぐいっぱいになるという指摘も見られます。
価格が抑えられている。 機能を絞ったぶん手が届きやすいという声が見られます。初めての1台として選ばれることが多いようです。
操作がシンプル。 ボタンが少なく、迷わず使えるという声が出ています。
気になった声に多いのは、冬の力不足と運転音
冬は効きが落ちる。 気温が下がると除湿量が減るという声が一定数あります。コンプレッサー式の性質なので、機種を変えても方式が同じなら同様です。
圧縮する部分の音がする。 静かな部屋では気になったという声が見られます。就寝中に使う想定なら確認が要ります。
タンクを捨てる回数が多い。 よく効く日ほど水が溜まるため、1日に何度も捨てることがあるという声が出ています。
広い部屋には力不足。 適用畳数を超える部屋で使うと、湿度が下がりきらないという声が見られます。
本体が温かくなる。 除湿する仕組み上、運転中は室温がわずかに上がるという指摘があります。夏場に気になるという声が出ています。
並べてみると見えること
良かった声は梅雨から夏の部屋干しに、気になった声は冬の使用に集まります。
コンプレッサー式は気温が高いほど効く方式です。だから梅雨と夏に強く、冬は苦手。この一点で評価が分かれています。
冬の部屋干しがメインなら、デシカント式かハイブリッド式を検討してください。方式ごとの違いは除湿機の電気代は方式で変わる?にまとめています。
この機種が向いている人・向かない人
向いている人
- 部屋干しがメインの目的。衣類乾燥モードがあり、電気代も抑えられます
- 置き場所の幅が限られている。幅22cmは洗面所でも置きやすいサイズです
- 水捨ての回数を減らしたい。3.5Lは同クラスでは大きめです
- 価格を優先したい。Sシリーズより手頃な位置づけです
向かない人
- 広い部屋を除湿したい。木造7〜8畳が目安なので、リビング全体には力不足です
- 冬に使いたい。コンプレッサー式は気温が下がると除湿能力が落ちます
- もっと細い本体が必要。幅170mmのSシリーズのほうが入る場所があります
- 運転音を最小にしたい。コンプレッサー式は構造上、圧縮する部分の動作音がします
タンクの水を捨てる、その回数
除湿機は、部屋の水分をタンクに集める機械です。よく効いているときほど、水はすぐたまります。
梅雨時に部屋干しをすると、朝と夜の2回捨てることもあります。3.5Lというタンク容量は、この回数を減らすための数字です。同クラスでは大きめで、1日1回で足りる日が増えます。
洗面所に置いて、朝の身支度のついでに水を捨てる。その流れが習慣になれば、負担として意識しなくなります。置き場所を決めるとき、排水しやすい場所かどうかもあわせて考えてください。
よくある質問
CD-P6326 と BD-6326 はどちらを買うべきですか
仕様が完全に同じなので、安いほうで問題ありません。違いは販売ルートだけで、CD-P6326がホームセンター向け、BD-6326が家電量販店・ネット通販向けです。
CD-P6325(旧モデル)でもいいですか
公式の2025年モデルページに仕様が残っており、除湿能力・消費電力・タンク容量・寸法は現行と同じです。違うのは質量(7.9kg/現行7.7kg)と使用可能室温(約1〜40℃/現行約5〜40℃)の2項目だけ。在庫があって価格が下がっているなら選択肢になります。暖房を入れない部屋で冬も使うなら、むしろ旧モデルのほうが低い室温まで対応します。
冬でも使えますか
使えますが、能力は落ちます。コンプレッサー式は空気を冷やして水滴にする方式なので、もともとの気温が低い冬は効率が下がります。冬の部屋干しがメインなら、別の方式を検討したほうがいいかもしれません。詳しくは冬の部屋干しが乾かないのはなぜ?で解説しています。
タンクの水は毎日捨てる必要がありますか
連続運転時間は約13〜15時間とされているので、1日1回の水捨てで足りる使い方が多いはずです。満水になると自動停止するので、あふれることはありません。
木造7畳と書いてありますが、8畳の部屋では足りませんか
時間はかかりますが除湿はできます。適用畳数は「この広さなら効率よく除湿できる」という目安です。ただし部屋干しが目的なら、洗濯物の近くに置いて使うほうが効果的なので、部屋全体の広さはあまり問題になりません。
型番の意味が分かったうえで3機種を実際に並べたい場合は、コロナ衣類乾燥除湿機 3機種比較で除湿能力・消費電力・タンク容量を横並びにしています。
まとめ:型番は「シリーズ+能力+年式」で読む
コロナの除湿機を選ぶときのポイントを整理します。
- 末尾2桁は発売年。26なら2026年、25なら2025年モデルです
- CD-P6326 と BD-6326 は仕様が完全に同一。販売ルートが違うだけなので、安いほうを選べます
- Pシリーズは、消費電力もタンク容量も上位のSシリーズより有利。細さと機能を求めるならSです
- CD-P6325 は公式に仕様が残っています。現行との違いは質量と使用可能室温の2項目だけ。CD-P6324 は公式で確認できないので販売ページで確認を
除湿機は、暖房や加湿器ほどモデルチェンジで中身が変わる家電ではありません。年式より、置き場所の幅とタンク容量で選ぶほうが、実際の使い勝手に効いてきます。
出典
株式会社コロナ 公式サイト「衣類乾燥除湿機 Pシリーズ 製品詳細」「製品一覧表」
https://www.corona.co.jp/aircon/dehumidifier2/p/lineup.html
CD-P6326・BD-6326・CD-S6326 の仕様は上記の公式掲載値(2026年8月時点)にもとづいています。CD-P6325・CD-P6324 については公式サイトに仕様の掲載がないため、各販売店の商品ページの表記を参照しました。購入前には、販売ページに記載された仕様を必ずご確認ください。

